2011年8月15日月曜日

2011 INDYCAR 第12戦ニュー・ハンプシャーRace Day ウォームアップリポート:ウォームアップ最速はスコット・ディクソン。チップ・ガナッシ・レーシング勢が1-2-3と絶好調。佐藤琢磨も6番手タイムとまずまず

Photo:Naoki Shigenobu
第12戦 ムーブザットブロック.com インディー 225
2011 IZOD INDYCAR SERIES R12 MoveThatBlock.com Indy 225

ニュー・ハンプシャー・モーター・スピードウェイ
ニュー・ハンプシャー州ラウドン
コースタイプ:オーバル
全長:1マイル(=約1.609km)×225周

天候:曇りときどき晴れ
気温:22〜23℃
路面温度:31℃

 決勝日を迎えたニュー・ハンプシャーは、朝から曇り空に覆われていた。少しだが雨も降った。

 ウォームアップは10時15分に開始に。与えられた時間は30分間。
 ここでトップタイム=22秒3638をマークしたのはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。彼は51周も走り込んだ。

 2番手につけたのはポールシッターのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)で、タイムは22秒5082だった。ディクソンとは0.1444秒差だ。こちらの周回数は、余裕のあるところを見せ付けるかのようにチームメイトに比べると随分少ない33周だった。
 3番手は22秒5608を出したグレアム・レイホール。このセッションで最多の58周を彼は走った。

 チップ・ガナッシ・レーシングが1-2-3だ。最近は、フランキッティとディクソンを走らせるターゲット・チームを「G1」、レイホールとチャーリー・キンボールを走らせるサテライトチームを「G2」なんて呼ぶ習慣もアリ。G2のふたり目、ルーキーのキンボールは14番手だった。
 佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は45周を走り、22秒7629を記録して6番手につけた。ベストが出たのは44周目。セッション後半にセッティング変更を行い、燃料の軽くなったところでキッチリ好タイムを出した。チームメイトふたりはというと、EJ・ビソが9番手(22秒97)、トニー・カナーンが10番手(23秒00)だった。

 ガナッシが良いと、ついついチーム・ペンスキーと比べたくなる。予選でふたりをトップ10入りさせた彼らが、決勝用セッティングでどこまで盛り返してくるのか? ウィル・パワーのマシンは良くなったのか? ライアン・ブリスコーが12番手、エリオ・カストロネベスは16番手、パワーは17番手という結果から見る限り、彼らの決勝用マシンはあまり良い仕上がりとはなっていない。レースに向けて更なるセッティング変更が必要な状況と見られる。
 オリオール・セルビアが5番手、ジェイムス・ヒンチクリフが8番手と、ニューマン・ハース・レーシングは今日も好調を維持している。ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポーツ)も4番手タイムをマークと安定感を見せ、チームメイトのマイク・コンウェイが7番手のタイムをマークしてもいる。マルコ・アンドレッティはトップから0.8秒以上も離された18番手で、ダニカ・パトリックはトップに1秒近く離された20番手と、チーム内部で明暗がクッキリ分かれた。

 比較的涼しいコンディションだったファイナルプラクティスだが、決勝での気象コンディションがどうなるのだろうか? 暑くなる可能性はどうやら低そうだが……。

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