2011年8月14日日曜日

2011 INDYCAR 第12戦ニュー・ハンプシャーDay1 プラクティス1リポート:ヒンチクリフがトップタイム、KV勢も精力的に周回をこなす

Photo:INDYCAR(Bret Kelley)
第12戦 ムーブザットブロック.com インディー 225
2011 IZOD INDYCAR SERIES R12 MoveThatBlock.com Indy 225

ニュー・ハンプシャー・モーター・スピードウェイ
ニュー・ハンプシャー州ラウドン
コースタイプ:オーバル
全長:1マイル(=約1.609km)×225周

天候:晴れ
気温:21〜22℃
路面温度:30〜32℃

 インディーカーはレースウイークエンド直前の木曜日をテストデイに設定、午前と午後の2セッションをスケジュールした。ニュー・ハンプシャー・モーター・スピードウェイでのレース開催は1998年以来となるため、エントラントたちには合計5時間半もの走行時間が与えられたのだ。

 金曜日はまるまる1日オフとされ、土曜日の予選前にさらにプラクティスセッションが2回も設定されている。それも、1回目は1時間15分と十分な長さがあり、2回目は30分と短いものの、2グループに別れるので予選用セッティングを行うのに適したものになっている。さらに、日曜日には30分間のウォームアップセッション=ファイナルプラクティスあり。今回は走行時間が随分と多く用意されている。
 予選日の朝のプラクティス、トップタイムはルーキーのジェイムス・ヒンチクリフ(ニューマン・ハース・レーシング)による21秒6492だった。2番手はグレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)で、21秒6636という自己ベストをマークした。

 佐藤琢磨(KVレーシングテクノロジー・ロータス)は、トップと0.1521秒差の21秒8013がこのセッション中のベストだった。EJ・ビソは18番手タイムだったが、トニー・カナーンはトップ3に食い込んだ。それも、ヒンチクリフとの差は0.0157秒という少なさ。今週末のKVレーシングテクノロジー・ロータスは、セットアップを順調に進めてこれているようだ。琢磨はこのセッションだけで73周も走った。木曜の160周と併せて233周もラップを重ねてきている。
 木曜日午前中のセッション=2時間半でのトップはフランキッティ=21秒7419で、2番手は21秒9316のマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)。カナーンが3番手で琢磨が4番手だった。

 木曜午後の3時間と長いテストセションでは、またもフランキッティがトップ。スコット・ディクソンが2番手につけ、レイホールが3番手とチップ・ガナッシ・レーシングの1-2-3。カナーンが4番手、琢磨は5番手、ビソが6番手とガナッシ勢の後ろにKVのトリオがつけた。その後ろはというと、ヒンチクリフ、オリオール・セルビアの順でニューマン・ハース・レーシング勢が並んだ。
 土曜日朝のプラクティスではライアン・ブリスコーが8番手、ウィル・パワーが9番手とチーム・ペンスキーは2人がトップ10入りしたが、エリオ・カストロネベスは20番手に低迷。木曜の2セッション総合でも、彼らはブリスコーが12番手、カストロネベスは16番手、パワーは19番手と、好調とはほど遠い状況だった。

 予選、さらには決勝までで、彼らがどこまで挽回できるのか、注目したい。

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