2014年3月31日月曜日

2014 INDYCARレポート 第1戦セント・ピーターズバーグ Race Day ウォームアップ:最速はルーキーのカルロス・ムニョス

Photo:INDYCAR (Bret Kelley)
佐藤琢磨、ブラックでベストを出し9番手タイム 
 午前9時45分、決勝前に走行する最後のチャンス、ウォームアップがスタートした。30分間のセッション中には、ファン・パブロ・モントーヤ(ペンスキー・モータースポーツ)がコース上にストップしたことによる中断が1回あっただけ。26分以上に渡って周回を重ねることができた。
 時間の経過とともに路面のグリップが上昇、セッション終盤にはレッドタイヤを投入するチームもあり、彼らがタイム・シートの上位に並んだ。


 1分2秒2239という、昨日の予選でなら4位に食い込める速いラップをマークしてトップとなったのは、ルーキーのカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)で、2番手のジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)=1分2秒3404に0.1165秒の差をつけた。3番手はセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)の1分2秒3841だった。ここまでがトップからコンマ2秒以内。4番手のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、5番手のマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、6番手のセバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)、そして、7番手となったマイク・コンウェイ(エド・カーペンター・レーシング)までがレッド・タイヤでのベスト記録だった。
 ブラック・タイヤでのトップ・タイムは、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)による1分2秒9121で、彼は8番手。その次の9番手が、やはりブラックでベストを出した佐藤琢磨だった。14号車のベスト・ラップは1分2秒9285だった。

 10番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。彼もベストはブラックで記録した。ホンダ・エンジン・ユーザーがトップ2となり、レッド・タイヤ使用のトップ7でも4人がホンダ・ドライバーだった。トップ10で見ても7人がホンダ勢。そうなったのは、ウォーム・アップ・セッションではガナッシの4人とペンスキーの3人の中が不振だったからだ。ベストがモントーヤの11番手で、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は13番手、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は14番手で、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は17番手だった。昨日の予選で2位だったトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)もウォーム・アップでは18番手に沈み、ライアン・ブリスコー(NTTデータ・チップ・ガナッシ・レーシング)は19番手、チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング・チームズ)は20番手だった。レースでの彼らのパフォーマンスはどんなものになるだろうか。
以上

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