2014年5月11日日曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント19 第4戦グランプリ・オブ・インディアナポリス Day2予選:「そんなに後ろからスタートというわけではないですが、やはりQ1ぐらいは突破したかったですね」



Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大
「予選に関しては昨日からやりたいと考えていたことを
やってみましたがあまり変わらなかったです」


Jack Amano(以下――):ウェットになる可能性もある状況でしたが、結局、Q1だけはドライコンディションで争われました。ドライの予選はどうでしたか?

佐藤琢磨:朝に雨が降っちゃったので、昨日の夜に考えて、今日試したいと思ってたことができなかったですね。やっぱり、ドライと雨ではセッティングが違うので。そこは残念でした。朝のウェットでのプラクティスでもまったくグリップ感がなかった僕らは、ドライでの予選でもマシンは乗りづらくてタイムもまったく出ませんでした。ただ、ウェットであまり良くなかった部分の幾つかで改善できそうなポイントが見えました。昨日のドライと一緒なんですけど、悪い部分は見えているので、そこを治していけば次に関しては良いだろうっていうのがあるんです。予選に関しては、昨日から今日やりたいと考えていたことをとりあえずやってみました。でも、あんまり変わらなかったですね。全体的な勢力図の中での自分たちのポジションというのは。グループ2で8番手、総合で16番手という予選結果になりました。ちょっと良くなったぐらいでしたね、クルマは。予選でのタイヤは、新品のブラックで行く予定だったのに、なぜだかユーズドになっちゃってて、凄いドタバタして、結局ユーズドで行くことになったり……となんだか何かが噛み合ってない感じがありますね。クルマもそうだし、ピットも……。今ひとつ、カチッとした感じになってません。

「根本的にグリップ感がない」

――ブラックで予選を走り始め、レッドにスイッチしましたね?

佐藤琢磨:はい。それはみんなもやっていたことだと思います。朝がウェットだったので、とりあえずはコンディションを見たいということと、クルマのウォーム・アップですよね。で、レッド・タイヤに換えてからなんですが、2周しかグリップが持たなかった。3周目にはもうタイムが落ちちゃった。でも、(グループのトップに)コンマ28秒ぐらい足りなかったでしょ? このコースでその差は大きいですよ。だから、僕らのマシンは何かが根本的に足りてないんですよね。ちょっとセッティングを変えて……とか、バランスがどうのこうの……というレベルじゃないですね。根本的なグリップ感がないから。

――メインストレートのスピードとかは、ライバルと比べてどうなんでしょう?

佐藤琢磨:あんまり速くないです、それも。

――ウィングを寝かせ過ぎているって話でもない。

佐藤琢磨:ないですね。

――コーナーでのグリップが低い。

佐藤琢磨:結局はそれがコーナーからの脱出スピードに繋がって……。でも、ストレートのスピードは本当ならもうちょっとあってもいいと思うんですけどね。ストレートだけでも、例えばモントーヤとの比較だと、メイン・ストレートでコンマ1.5秒ぐらい遅れて、バック・ストレートでコンマ2秒ぐらい遅れて、それだけでコンマ3秒とか遅れちゃってるんだよね。だからもうどうしようもないですよね。もしも彼らが軽いウィングで走ってるとして、その軽いウィングで僕らと同じスピードでコーナリングしてっちゃってってコトですよね。

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