2020年7月18日土曜日

2020 INDYCARレポートR5 アイオワ インディカー250 予選 :レース1はコナー・デイリー、レース2はジョセフ・ニューガーデンがポール・ポジション

レース1デイリー、レース2ニューガーデン、二人のポール・シッター Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ダブルヘダー2デイレースの予選は変則方式

計測2周で1周目がレース1、2周目がレース2の予選タイムに

 ダブルへダーのアイオワ、予選は計測2周で、1周目のラップ・タイムでレース1のスターティング・グリッドが争われ、2周目がレース2用とされた。快晴は続き、予選時の気温は31℃まで上がっていた。


デイリー、1周目トップタイム! 55戦目でキャリア初のポール・ポジション

 レース1PPはコナー・デイリーが獲得した。ウォーム・アップ・ラップ直後でも175.188mph=183711をマークした。今週彼が乗るのはカーリンのシヴォレーV6ツインターボ搭載マシン。彼は2ラップ目も良かったが、そちらは2名のドライヴァーによって上回られた。それでもグリッドは2列目イン側の3番手と上々だ。
 デイリーがインディーカーにデビューしたのは2013年のインディー500で、チームはAJ・フォイト・エンタープライゼスだった。2014年はGP22015年はデイル・コイン・レーシング、シュミット・ピーターソン・モータースポーツ、アンドレッティ・オートスポートで走って着々と評判を積み重ね、今年ついに、オーヴァルはカーリン、ロード&ストリートはエド・カーペンター・レーシングという変則的な形でのフル・シーズン出場ができることになった。開幕戦テキサスから好走を見せたデイリーは、シーズン5戦目、オーヴァル2戦目でキャリア初ポール・ポジション獲得に至った。デビューから55戦目のことだ。「チームとスポンサーに感謝する。PPが獲れたなんて最高だ。このコースは去年まで苦手だったのに」とインタヴューに応えた後、デイリーは雄叫びを上げ、喜びを全身で表した。
 このPP2018年からインディーカーにステップ・アップしてきているカーリンにとっても初めてのものとなった。


2
周目、レース2の予選を制したのはニューガーデン

シヴォレーはこれで開幕以来6レース連続ポール・ポジション

 レース2PPはアイオワ2勝のジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)。デイリーからウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)が奪ったトップを、0.0324秒差で逆転してのことだった。
 ニューガーデン、デイリー、パワーの3人がトップ3を独占した。レース1のフロント・ロウはデイリーとニューガーデン、レース2はニューガーデンとパワー。予選3位はレース1がデイリーで、レース2がデイリー。
 シヴォレーはこれで開幕から6連続PP獲得が決定。ただし、開幕4戦で彼らはまだ勝利を挙げることができていない。

 ホンダ勢はレース14番手にコルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート
/
ホンダ)が入り、レース2はアイオワ3勝のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート/ホンダ)。


佐藤琢磨、レース1予選は6番手!

ディクソンは予選大失敗、パジェノーは走行できず

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)はラップ16番手につける速いラップを記録、3列目アウト側グリッドを確保したが、ターン4でバンプに乗ってバランスを崩したのが響き、レース220番手グリッドからのスタートとなる。

 スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)は予選は15/17位と大失敗。シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)は予選アタックに出ていく際に燃圧不足でエンジンがかからず、2レースとも最後尾グリッドからのスタートとなる。
以上

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