2020年7月18日土曜日

2020 INDYCARレポート R5 アイオワ インディカー250 プラクティス:ダブルヘダーのプラクティス 最速はコルトン・ハータ




プラクティスでトップタイムをマーク。ハータはイニシャルセッティング良好なところを見せつけた Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) クリックして拡大
あわただしい2デイダブルヘダーがスタート


 ダブルへダーでも2デイ・イヴェント。走行セッションの数も、走行時間も少ない状況では、コースに持ち込むセッティングが極めて重要だ。

 今年のアイオワは、もしかしたら雨なしの週末になるかも。
 今日は朝から快晴で、走行開始時の気温は28℃。風が吹いているので、過酷なコンディションと呼ぶほどではなかった。
Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大

トニー・カナーンがAJフォイトの14号車でエントリー
 
 まずはルーキーのみによる30分間のプラクティス。このコースが初めて、というドライヴァーも含めて5人だ。それらはパト・オーワードとオリヴァー・アスキュー(ともにアロウ・マクラーレンSP/シヴォレー)、リナス・ヴィーケイ(エド・カーペンター・レーシング/シヴォレー)、アレックス
・パロウ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・チーム・ゴー)、ジャック・ハーヴィー(メイヤー・シャンク・レーシング/ホンダ)だ。

 最速はヴィーケイだった。しかし、それは2セット目のタイヤを投入したからでもあったはず。そして、ルーキー・セッションで使えるのは1セットのみというルール。全員で走る60分間のプラクティス、彼は最後の5分間を走れないペナルティが課せられた。

 今回のエントリーは23台。カーリンはまたも1台のみで乗るのはコナー・デイリー。AJ・フォイト・エンタープライゼスの14号車にはトニー・カナーンが搭乗。


コナー・デイリー、素晴らしいパフォーマンスで2番手



2番手タイムと好調なデイリーとカーリン Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
 60分間のセッション終了まで4分を切ったところで、コルトン・ハータ(アンドレッティ・ハーディング・スタインブレナー・オートスポート/ホンダ)が平均時速171.990mphでトップに立ち、これを超える者は出なかった。
 アンドレッティ勢は技術提携をしているチームで走るハーヴィーを含めると5人がエントリーしているが、ハータがトップだったというのに、次がザック・ヴィーチの13番手で、マルコ・アンドレッティは14番手、ライアン・ハンター-レイは16番手、アレクサンダー・ロッシは20番手、ハーヴィーは22番手と苦戦気味だ。

 2番手はデイリー。171.488mphでタイム差だと0.0548秒しかなかった。1台体制でこのパフォーマンスは素晴らしい。彼らは開幕戦テキサスでも速かった。

 3番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー/シヴォレー)の171.092mph。ハータとは0.0982秒差。
 4番手はサンティーノ・フェルッチ(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン/ホンダ)で、5番手はジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー/シヴォレー)……と続くが、各順位間のタイム差は大きくても0.09秒。トップからコンマ3秒以内に8人、コンマ4秒以内に12人、コンマ5秒以内に17人がひしめいていた。

佐藤琢磨、順調にタイムアップし11番手



Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
  佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ホンダ)は30周を走った時点では最下位の23番手だったが、34周目に160mph台に到達し、36周目には163.210mphとスピード・アップ。セッション終了が近づいてから42周目に166.975mph15番手に浮上し、さらには47周目に167.656mph49周目に168.884mphとスピードを上げて、P11で走行を終えた。チームメイトのグレアム・レイホールは最後まで浮上できず、23番手。しかし、トップとの差は0.8751秒しかない。小さなセッティング変更でも順位挽回は可能だろう。

 開幕3連勝でポイント・トップのスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)は7番手とまずまずのポジション。先週キャリア初勝利を飾ったフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ・レーシング/ホンダ)は19番手だったが、ガナッシ3人目のドライヴァー、マーカス・エリクソンが9番手につけた。

 チーム・ペンスキーはパワーがP3、ニューガーデンがP5。シモン・パジェノーがP6だった。
 そして、ルーキー最速はお騒がせのヴィーケイで、8番手という素晴らしいポジション。彼のボス、エド・カーペンターは21番手だった。

 パロウは最多の150周を走り込み、トップと0.4819秒差でP17だった。
以上

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