2011年3月29日火曜日

2011 INDYCAR R1セント・ピーターズバーグ インサイド情報&ニュース「名門ニューマン・ハース、土曜日にようやくスポンサー獲得」

 インディライツ出身のカナダ人ドライバー、ジェイムズ・ヒンチクリフは開幕前テストで速いところを見せていたが、参戦資金が足りずにセント・ピーターズバーグでのレースに出場ができなかった。名門ニューマン・ハース・レーシングは、同じくテストで走らせていたベテランのオリオール・セルビア(スペイン……本人はカタルーニャ出身と言うが)による1台エントリーを行うことになった。
 彼のマシンは、テスト時からブルーにペイントされていたが、一切のスポンサーロゴがなかった。それが、開幕戦のプラクティス2日目からサイドポッドに大きく“TELEMUNDO”のロゴが乗っかることとなった。アメリカのヒスパニック系住民をターゲットとした通信会社で、スペイン語圏出身のセルビアはピッタリの存在だ。
フロントウィングのフラップにTELEMUNDOのロゴ。しかしまだマシン全体がさびしい感じは否めない……。
Photo:INDYCAR(Dana Garrett)
 スポンサーとドライバーがピッタリ……という話としては、ナショナル・ガード(アメリカの軍隊)がスポンサーのパンサー・レーシングが、ついにアメリカ人ドライバーを起用した。ブラジル人のビトール・メイラで1年、イギリス人のダン・ウェルドンで2年間戦い、ようやくアメリカ人、サン・フランシスコ近郊ソーサリート出身のJR・ヒルデブランドに辿りついた。
 逆にスポンサーとドライバーがマッチしていない感があるのは、デイル・コイン・レーシングの19号車だ。去年はイギリス出身のアレックス・ロイドだったが、今年はフランス人のセバスチャン・ボーデー。スポンサーはボーイスカウト・オブ・アメリカなので、本当ならアメリカ人で行きたいところだろう。
集団の先頭を行くNATIONAL GUARDカラーのヒルデブランド。ちなみの後方の真っ白なマシンはサベードラだ。Photo:INDYCAR(Chris Jones)

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