2012年7月23日月曜日

2012 INDYCAR 佐藤琢磨コメント60:速報!自己ベストとなる2位フィニッシュ レース直後に語る

「2位はファンタスティックなリザルトです。チームのために、この結果をとても喜んでいます。自分たちの今日のレースを誇りに感じます。簡単なレースではありませんでしたから。
 今日はタグリアーニがすごいスタートを決めて、自分は4位に下がっちゃったんですけど、ライアン(ブリスコー)をヘアピンでパスして、1周めのうちに3位を取り戻しました。自分の前を走る顔触れは少し変わりましたけど、スタート順位と同じ3位を確保できた。あれは良かったですね。
 そこから先、第2スティントが終わるところまでは燃費が非常に重要でした。速く走りながら燃費をセーブするのって本当に大変なんですけど、自分たちは燃費セーブもうまく行えていました。

 ダリオ(フランキッティ)とのバトルもすごかった。相手も全力でプッシュしているのは、後ろから見ていてわかりました。そして、彼が少しずつマシンを滑らせてしまっているのも見えてました。それで、チャンスを見つけて、彼をオーバーテイク。
 ラストスティントはとてもエキサイティングでした。まずはタグリアーニとバトル。どちらもレッドタイヤだったので、内圧が上がらないうちに料理しようと考えました。そして、その通りに相手をパスすることができました。
 そして、次に戦ったのがエリオ(カストロネベス)でした。燃費の心配は、第2スティントまでで頑張ったおかげで、もう完全にいらなくなっていました。全力でエリオを追いかけ、パスするチャンスを伺いました。でも、今日のところは彼をオーバーテイクするところまでの力が自分たちにはなかったですね。相手に追いついた時点で、エリオの方がプッシュ・トゥ・パスは20秒以上長く持っていたんです。自分としてはプッシュ・トゥ・パスを少しずつ使って行きましたが、彼はこちらが間隔を詰めると、それに反応してプッシュ・トゥ・パスを使って……と防御的に使って戦っていましたね。こっちは攻めの走りでエリオに追いついたわけですが、そこでタイヤを結構消耗させてしまってたんです。相手は、こっちが迫って来るまでタイヤをセーブする走りをしていたと思います。
 最後の数周、エリオは何本かあるストレートに来ると、プッシュ・トゥ・パスを使てこちらとの間隔をコントロールしていました。完全に追いついて、オーバーテイクを仕掛ける距離にまでは近づけませんでしたね。
 6月に入ってから、僕らのチームは非常に難しいレースを戦って来ましたが、今日は力強いレースを戦えたし、この間に大きな進歩を遂げることもできました。これからも休むことなく、自分たちのやるべき仕事をやって、残る4レースをさらに力強く戦いたい。今後のレースは、これまでやれていなかった事前のテストも行えるので、その点からも非常に楽しみです」

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