2012年7月20日金曜日

2012 INDYCAR レースプレビュー:R11 エドモントン・インディー プレビュー 注目はハンター‐レイ vs ウィル・パワー。ロード用マシンセッティングも仕上がってきている佐藤琢磨の活躍にも期待大!

ウィル・パワー、悲願のタイトルに向け正念場の一戦

 去年、佐藤琢磨がキャリア2回目、ロードコース初のポールポジションを獲得したコース、それが新しいエドモントン・インディーのコースだ。同じ街中の空港を使いながら、一昨年までのコースとはレイアウトをガラリと変えている。
 それでも、チーム・ペンスキーとかから「ウチはエドモントンで何勝……というスタッツが出てくる。基本的に無視してください、そういうのは。去年の彼らは確かに1-2フィニッシュだったけど。
 今年のエドモントンの注目は、何といってもライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の4連勝がなるか? そして、ポイントリードをトロントで手放したウィル・パワーが勢いを取り戻す優勝を飾れるか?
 パワーは去年のウィナー。2年続けて逃したチャンピオンの栄冠を手に入れるためには、エドモントンが踏ん張りどころだ。青島のレースがキャンセルになって、残りレース数はエドモントンを含めて5戦だ。「ミスは許されない」とパワーは気合いを入れてエドモントン2連勝を目指す。
 RHRはストリートで速い。しかし、去年のエドモントンでは琢磨に無謀なオーバーテイクを仕掛けて接触、ペナルティを課せられた。チャンピオン争いをしている身として、今年は慎重なドライビングが必要だ。


佐藤琢磨、2年連続PPへ調子は上々! ハンターーレイにはご注意
 もうひとつ注目したいのは、ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングが今回こそマトモにレースできるのか? という点。スコット・ディクソン、ダリオ・フランキッティともにスタートからゴールまでキッチリ戦うところを今週末こそ見たい。彼らが早々にリタイアとかだと、やっぱりレースが薄味になってしまう。
 忘れちゃならないのが、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の走り。去年は「雨で走行時間がほとんどなく、初めて使われるコースで……と誰にもアドバンテージがない状況だったから」とポール獲得を謙遜して見せてる琢磨だが、そういう状況で、そんなに慣れてないマシンでポール獲ったところは誇っていい。
 ストリート。コース用マシンセッティングも向上して来ているようなので、ポールを狙っての全力アタック! 期待したい。そして、レースでもトップグループで、RHRにブツケられずに戦い抜いて欲しい。

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