2011年8月27日土曜日

2011 INDYCAR レースレポート 第13戦 インディ グランプリ オブ ソノマ Day1 プラクティス1 フランキッティがトップタイムをマーク

第13戦インディー・グランプリ オブ ソノマ
Indy Grand Prix of Sonoma
Infineon Raceway
インフィネオン・レースウェイ
カリフォルニア州ソノマ
コースタイプ:ロード
全長:2.303マイル(=約3.706km)×75周
Photo:INDYCAR(Shawn Gritzmacher)
チャンピオンシップを争う二人がそのまま上位を独占
 インフィネオン・レースウェイで今日からシリーズ第13戦がスタート。走行初日の今日はプラクティスが1回だけというスケジュール。
 朝方は霧が出て寒ささえ感じるほどだったが、昼前までにはカリフォルニアらしい青空へと変わり、気温も25℃以上にまで上昇した。
 ランキング10圏内は1時間15分、トップ10ドライバーたちは最後の30分間だけという今日のプラクティスだったが、トップタイムはポイント・リーダーのダリオ・フランキッティ(チップ・ガナッシ・レーシング)、2番手タイムはポイント2位のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が記録した。
 しかし、今日の3番手にはポイント11位で1時間15分間フルに走り回ったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が食い込んだ。そして、4番手につけたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)を挟んで、今回が今年初登場となるジョルジョ・パンターノ(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)が5位につけて人々を驚かせた。彼は先週のテストでも5番手タイにつけるタイムを出していた。

フランキッティ、先週のテストから大幅にタイムアップ

 フランキッティのベストは1分19秒4269=平均時速104.383mph(約167.952㎞/h)で、パワーのベストは1分19秒5633=平均時速104.204mph(167.664㎞/h)。二人の差は0.1364秒だった。先週のテストでトップだったパワー。そのタイムは1分19秒04(公式計時ではないので小数点以下は2桁まで)だった。明日の予選ではレッドタイヤも投入されるので、ラップタイムはさらに大きく縮められることになるだろう。フランキッティはテストではパワー、ディクソンに続く3番手のタイムしか出せていなかったが、レースウィークエンドになるやトップに躍り出てみせた。彼とチップ・ガナッシ・レーシングのエンジニアリング能力の高さがここには現れている。
 「先週のテストの時とではマシンのフィーリングが違っている。テストを終えた時、何を改善すべきか、どこが悪かったのかを深く考えた。今回ソノマ入りする前に僕はエンジニアと長い時間話し合った。それは、何を僕が良くないと感じていたのか、彼らにそれを十分理解してもらうためだ。エンジニアは素晴らしい仕事をしてくれ、セッティングを変更し、今日走ってみるとフィーリングはとても良かった」とフランキッティは話していた。
 パワーは、「マシンのセッティングは、理想まであと少しのところまで来ている。あとは最後の細かな整理だけでいい。このコースはドライバーの力が重要。幾つかの異なる正確を持ったセクションをいかに上手にまとめ上げるかが重要だ。マシンのバランスを良いものにするのは本当に難しい。去年の僕らはそうできていた。常にマシンを目指す仕上がりにするのは難しいが、僕らは今年もそうできるよう全力を上げている」と語った。
 佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー・ロータス)は23番手と今回はスロースタート。チームメイトのEJ・ビソは8番手につけたが、トニー・カナーンは22番手と琢磨同様に苦戦中だ。

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