2011年8月25日木曜日

2011 INDYCAR レースプレビュー R13 インディ グランプリ オブ ソノマ: 史上初の中国人ドライバーが今週末に誕生

Photo:INYCAR
インディ500で決勝進出を逃したホー・ピン・タン、ついにデビュー

 今週末のインフィネオン・レースウェイ(カリフォルニア州ソノマ)でのレース=インディ・グラン・プリ・オブ・ソノマに、中国出身のホー・ピン・タン(28歳)が出場するが、彼のエントリーはドラゴン・レーシングからではなく、サム・シュミット・モータースポーツ/ドラゴン・レーシングとなるようだ(今シーズン、インディー500も含めると彼らの何回目のジョイントエントリーになるんだろうか……)。カー・ナンバーはドラゴンが使ってきている「8」ではなく、サム・シュミット・モータースポーツのアレックス・タグリアーニがつけている「77」に習った「88」にされる模様だ。メインスポンサーは、サム・シュミット・モータースポーツでサブスポンサーを今シーズンの途中から務めてきている電子部品商社のマウサー。
 中国出身ドライバーがインディーカーに出場するのは、今回が初めてとなる。タンは今年のインディ500にチャレンジしたが、予選日のプラクティスでアクシデントを起こし、決勝進出を果たせなかった。
 2003年にフォーミュラBMWのアジア・チャンピオンとなり、2006年にはドイツF3でチャンピオンのzに輝いているタン。彼はF1のロータス・ルノーとのテスト・ドライバー契約2年目を迎えているが、今シーズンが始まる前にセブリング・インターナショナル・レースウェイでファスト・レーシングのテストを受けていた。当時の彼らは2カーへの体制拡大を真剣に検討していたのだ。
 しかし、その後にファストはサム・シュミット・モータースポーツにチームをクルーともども売却。現サム・シュミット・モータースポーツのスタッフとタンは、その時からの顔馴染みということだ。
 先週行われたプライベートテストに参加したタンだったが、ラップタイムは20台中の最下位だった。しかし、それはドラゴン・レーシングとしての参加だった。今回はサム・シュミット・モータースポーツの一員としての出場となるので、タグリアーニやプロウマン(ミッド・オハイオでのデビューに続く2戦目の出場:AFSレーシングとのジョイント)といったチームメイトもいる心強い体制でのデビュー戦となる。
 タンとプロウマン、ふたりがスポット参戦し、ジョルジョ・パンターノはジャスティン・ウィルソンの代役として出場。今週末のエントリー数は28台と賑やかだ。

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