2015年4月12日日曜日

2015 INDYCARレポート R2 インディー・グランプリ・オブ・ルイジアナ Day2 予選:予選途中で雷雨!明日のスターティング・グリッドは開幕戦のポイント順に決定

予選不成立になり、開幕戦のポイントランキングでPPスタートが決まったモントーヤ。ガレージ内でPPデカールを貼る Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
天候:雨
気温:21~22℃

ポール・ポジションはファン・パブロ・モントーヤ
佐藤琢磨は13番グリッド

 

 金曜からずっと雨は降っていたが、どのセッションもなんとか開催できていた。しかし、予選は雨で最後まで行えなかった。雨が雷雨に変わった。グランド・スタンドに陣取っていては危険なので、ファンには避難勧告が出され、ドライバーたちもピットに戻ってマシンを停めた。
 インディー・グランプリ・オブ・ニュー・オリンズは初開催。多くのファンがレース・ウィークエンドを楽しみにしていたようで、今日も雨の予報が出ていながら多くが集まっていた。
 夕方4時20分開始と、開幕戦に続いて予選の開始時刻が遅く設定されていた。それも予選を行なえなかった理由のひとつとなってしまった。時間を後ろにずらすことができないからだ。

セッション半ばで赤旗!予選不成立に

 大きな雨雲の接近を知ってインディカーは予選開始を10分ほど速めた。しかし、それでは不十分だった。終らせることができたのは第1セグメントの1グループ目の10分間のセッションだけ。2グループ目のセッション半ばで雨が雷雨に変わったために赤旗が出され、そのまま予選が再開されることはなかった。
 予選不成立で決勝のスターティング・グリッドはエントラントポイント(=開幕戦の決勝リザルト)順となった。ポールポジションは開幕戦ウィナーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。フロント・ロー外側グリッドはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)のもの、ということである。
 
明暗を分けたペンスキーとチップ・ガナッシ

 モントーヤはラッキーだった。予選1グループ目での彼は8番手のタイムしか出せなかったから、16番手スタートとなるはずだった。それが一転、ポールからスタートできることになった。「ラッキーだったのは確か。でも、それだからこそポイントって常に少しでも多く獲得しておく必要があるんだと思う。今日のような時に効果を発揮してくれる」とモントーヤは語った。

 ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)もモントーヤほどではなかったが、ラッキー組の1人だ。モントーヤ同様にグループ1で走った彼は、トップ6になんとか入る5番手のタイムしか出せていなかった。ファイナル進出は難しかった可能性すらある。
 パワーは今日の走行終了後、「初開催イベントの予選が雨で中止とは本当に残念。でも、今日の天候だと予選は不可能だった。インディカーは最善を尽くしたと思う」とコメントした。

 スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)はアンラッキーだった。プラクティス3で最速ラップをマーク。ポールポジション候補だったが、開幕戦の成績が悪かった彼は15番という後方グリッドからのスタートとなる。
 「最後まで予選をやれなかったのは本当に残念。マシンはとても速い。チームトして良い仕事ができている。あとは明日の天機が好いものになるのを望むだけ。ファンのためにも好天になって欲しい」とディクソンは語った。

ポジティブに受け止める佐藤琢磨
 佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング)は、ニュー・オリンズでエアロ・セッティングに悩んでいる。金曜夕方のプラクティス2で巻き返したかに見えたが、土曜日のプラクティス3では24台中の23番手と、状況はプラクティス1より悪化していた。チームメイトのジャック・ホウクスワースもほぼ同じタイムで21番手。暑いコンディションでのドライ・セッティングがまったく戦闘力を備えていないようだ。

 ウェット・コンディションの予選は佐藤にとってチャンスとなるはずだったが……。雨を得意とする琢磨もそう考えていた。しかし、実際には車高を低く設定し過ぎてマシンが水に浮いている状態で、あのまま予選が続いていたら第1セグメントを通過できなかった可能性が高い。それでも琢磨は、「車高が低過ぎると判明したコトが大きい。明日のレースがいきなりウェットだったら、僕らは低過ぎる車高でスタートしていたはず。そうだったら1周目にリタイヤしちゃったかもしれないし、ピットに入ってマシンの調整をして大きく遅れを採らねばならなかった」とポジティブに状況を捉えていた。

 「ウェットなら13番手からでも上位は狙えます。逆にドライだったらみんな全然抜けないかもしれない」とも琢磨は話していた。レースはどんなコンディションで戦われることになるのか? そして、その状況に臨機応変に対応が可能なのはどのチームか? 注目だ。

以上 

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