2015年4月12日日曜日

2015 INDYCAR佐藤琢磨コメント  R2グランプリ・オブ・インディアナ Day1 プラクティス2:この「セッションでセッティングのベース・ラインを向上させることができたのは良かったと思います」

Photo:INDYCAR (Chris Jones)
「フィーリングはかなり良くなってきました」

Jack Amano(以下――):プラクティス開始を目前にして雨が降りました。スケジュールは遅れましたが、プラクティス2は何とか行われました。走れてよかったですね?

佐藤琢磨:よかったですよ、ホントに。1回目のプラクティスの状態のままじゃ、“チーム最後尾”だったから。今のプラクティスはコンディションが大きく変わっていたので参考程度にしかならないところもありますが、少なくともプラクティス1回目に非常に苦労したバランスとグリップ感については多少良くなってました。もちろん、路面温度がかなり低くなっていたので、単純にラップ・タイムは上がっているはずでした。だから、トップのラップ・タイムがどれぐらい変わったかわからないけども……

――1秒4ぐらいです。

佐藤琢磨:じゃ、そういう状況で僕らも1秒ぐらい良くなっていたのだから、僕らは走れて良かったと思います。
――乗っていてのフィーリングはどうでしたか?
佐藤琢磨:それもかなり良くなって来てましたね。それでも、ロー・スピードとハイ・スピードのコーナーでのバランスの違いというか、クルマの動きが変わってしまう性格は今のセッションでもまだ残ってました。特にターン5は強烈に不安定でした。そこを何とかしたいと考えています。ただ、そこを注意し過ぎると他を全部捨てなくちゃならなくなるので、その辺りは我慢しなくちゃいけないんだけど、ちょっと決定的にあのコーナーがパッケージとして苦労してます。

――明日のプラクティスではまた更に大きなセットアップ変更をトライしますか?
佐藤琢磨:まぁそうですね。今のセッションで確認できたことは凄く多かったので、収穫としては大きかったと思います。フル・ドライでもこのポジション、トップ10をキープできたら……と思います。あんまり目標が高くないですけど、今はトップ10で走ることが目標ですね。

――フル・ドライでトップ10に入れれば、予選でファイナルに進むチャンスも見えてきますね?
佐藤琢磨:そうですよね。明日もまた同じような天気と言っても、もしかしたらドライの予選になるかもしれないし、今のセッションでセッティングのベース・ラインを向上させることができたのは良かったと思います。

――それでも、今のところ予選はウェットの方が希望ですか?

佐藤琢磨:まぁ、今の状態でトップから1.5秒落ちでしょう? 実際には1.7秒落ちだったけど、最後のラップではイエローが出てた部分があったんですよ。土が出ちゃったので、そこで明らかなロスがあった。だから1.3~1.4秒ぐらいはトップとの間にまだ差はあると思います。それはフル・ドライだったら物凄い大きな差ですよね。まぁ、プラクティス1での2.5秒落ちよりは良くなってますけどね。予選でも僕らとしてはやれるだけのことをやります。

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