2011年4月17日日曜日

2011 INDYCAR レースプレビュー:ロングビーチ プラクティス3の前に再確認。P1からP2で調子を上げた選手、落ち込んだ選手

アンドレッティ・オートスポーツ勢はコンウェイを除いてハンター-レイ(写真)のセッティングを利用し状況を改善。
Photo: INDYCAR(LAT)

 金曜日のプラクティス2回で、大きく順位を上げた者、下げた者をチェックしてみた。
 プラクティス1回目にはスピンもあって5番手だったライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)だが、プラクティス2回目に見事トップタイムをマークして存在感を示した。昨シーズンからチームメイトのウィル・パワーばかりが注目を集めているので、こうしたパフォーマンスは重要だ。
ビトール・メイラ(AJ・フォイト・レーシング)はプラクティス1回目の21番手という順位から、一気に2回目のセッションでは8番手まで躍進した。彼らはシングルカーチーム。セッティングを純粋に向上させることに成功したのだ。

 マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)も18番手から7番手へと大きくジャンプアップした。プラクティス1回目に2番手だったライアン・ハンター-レイのセッティングを拝借してのことだ。
 ルーキーのジェイムズ・ヒンチクリフ(ニューマン・ハース・レーシング)も、最後尾近い24位から真ん中以上の13位までポジションを上げた。先輩チームメイトのオリオール・セルビアの存在が効いている。

 ダニカ・パトリック(アンドレッティ・オートスポーツ)も1回目が25番手の後方から17番手まで浮上した。こちらもハンター-レイ効果だ。アンドレッティ勢は好調と思いきや、マイク・コンウェイ(アンドレッティ・オートスポーツ)はプラクティス1回目の6番手から、2回目は14番手に下がった。「ほとんど何も学べないセッションとなってしまった。チームメイトが何をし、何が効果を発揮したのかを見つけ、そこから再スタートだ」と彼は語っていた。
 プラクティス2回目にクラッシュして2周しかできなかったポール・トレイシー(ドラゴン・レーシング)は、15番手から最下位の27番手までダウン。

 グレアム・レイホール(チップ・ガナッシ・レーシング)は9番手と好調に見えたが、2回目には19番手のタイムしか出せなかった。チームメイトのルーキー、チャーリー・キンボールは、プラクティス1回目も19番手と芳しくなく、プラクティス2回目も22番手と苦戦中だ。
 上位陣では、ジャスティン・ウィルソン(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)が1回目の4位から2回目は9位まで後退。彼の場合は2カーチームからの参戦だが、アナ・ベアトリスはルーキーである上にロードコースでのパフォーマンスはまだまだ高くない。ラップタイムが違い過ぎるので、彼女の走行データからでは得られるものはほとんどないだろう。

 プラクティス3回目に大きなタイム更新、順位アップを成し遂げるのは誰だろうか?

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