2012年8月27日月曜日

2012 INDYCAR レポート:R13 ゴープロ・インディー・グランプリ・オブ・ソノマ Day3 ウォームアップ ウォーム・アップでのトップ・タイムはライアン・ハンター-レイ 2番手はマイク・コンウェイ、3番手にはオリオール・セルビア

ハンター-レイ手ごたえあるトップタイム
 決勝を前にして走る最後のチャンス、ウォーム・アップ・セッションが30分間開催された。朝方に空を覆っていた雲は消えて青空が広がって来ていたが、気温は摂氏13度と低いままでの走行となった。
 ここでトップ・タイムとなる1分19秒0645をマークしたのはランキング2位につけているライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。予選7位から勝利、そしてポイント・リードを狙う彼としては、満足の行く、そして決勝に対して希望の持てるセッションとなった。
 2番手はマイク・コンウェイ。彼はソノマでは一度3位フィニッシュしている実績の持ち主。ベストは1分19秒2049。予選は16位だったが、どこまでのポジション・アップができるだろうか?
 3番手はオリオール・セルビア(パンサー/D&Rレーシング)。予選は20位だったが、ウォーム・アップでは1分19秒2708という速さ。トニー・カナーン(KVレーシング・テクノロジー)も予選は18位だったが、ウォーム・アップで4番手につける良好なパフォーマンス。彼らベテラン勢がレースでどこまで順位を上げて来れるか注目だ。
 5番手はシモン・パジェノー(シュミット・ハミルトン・モータースポーツ)で、予選5位だったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)が6番手。そして、ポール・シッターのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1分19秒5674のベストで7番手だった。


予選好位置につけたブリスコーとブルデイは後退 
 予選2位のライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)は16番手とウォーム・アップでは低迷。予選3位のセバスチャン・ブルデイ(ドラゴン・レーシング)も11番手止まり。予選4位だったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は10番手だった。
 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は今週末のベストとなる21番手。ベストは1分20秒3526だったが、こちらはブラック・タイヤ装着でのもので、レッド装着であればもっと上位に食い込めていただろうという状況。マシン・セッティングに向上が見られたということだが、ホンダ・エンジンにトラブルが出ており、HPDのスタッフが走行後に琢磨のピットに集まって来ていた。エンジン交換は行わないこととなりそうだが……。
 天気予報では、午後にはソノマの気温も摂氏24度まで上がるとされている。例年に比べて気温、路面温度ともに低めとなるだろうが、風も昨日よりは弱く、穏やかなレース日和となりそうだ。


エンジン交換で4人グリッド降格 佐藤琢磨もエンジン交換で26番手に
 なお、スターティング・グリッドだが、4人のドライバーたちが昨日の予選順位とは異なるポジションからスタートを切る。スポット参戦のセバスチャン・サーヴェドラ(アンドレッティ・オートスポート)、ジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、シモーナ・デ・シルベストロ(ロータス-HVMレーシング)が予定外のエンジン交換のペナルティによってグリッド降格されるためだ。予選10位だったウィルソンは20番グリッドからのスタートとなり、予選13位だったサーヴェドラは23番グリッドへ下がる。予選24位だった琢磨は26番へふたつだけだがグリッド・ダウン。予選25位だったシルベストロも同じく2グリッド下げられ、最後尾スタートとなる。

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