2014年6月7日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント37  第8戦テキサス Day1 プラクティス1:「今が17番手。ここから7ポジション・アップか。それぐらいを目指したいですね」

 
Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
去年予選をやってないので予選トリムがわからない
Jack Amano(以下――):デトロイトのレース2のポール・ポジションは、次のロード・レースであるヒューストンでのピット・ポジションに反映されるというルールだったはずですが、またルール変わったんですね。先頭のピットをアサインされましたね。
佐藤琢磨:ヒューストンで先頭だと思ってたのに、ね。ま、ここでもポール獲ればいいのか。

――そうですね。そうなれば話は簡単です。
佐藤琢磨:簡単だね。219マイルとか出しちゃえばいいんだから……って、無理。

――今のベストとだと6mphもの差があります。トウ利用でのスピードではありますが……。
佐藤琢磨:全然無理ですね、今の自分たちでは。だって僕ら、去年ここで予選をやってないから。ギヤボックスのトラブルを直しててギリギリ車検に間に合わなかった。それで予選トリムを知らなくて、もちろん今年はコンフィギュレーションがいろいろ違うし、ウィング・レベルも違うので、去年のレース・ウィングのマキシマム・アングルで予選シミュレーションをやってみたんだけど、なんだか計算が間違ってたみたいでエアロバランスが全然前に行っちゃってて全然踏めなかった。


 だから、ちょっと不安なまま予選に行きますけど、後ろのピットにいるジェイムズ・ヒンチクリフのマシンとか見るとすごいもんね。インディーかここは! ぐらいのリヤウィングになってる。僕ら今、あそこまで行く勇気ないですね。だからトップ10行けるのかな? わからない。今が17番手。じゃ、7ポジション・アップか。それぐらいを目指したいですね。

「ダウンフォースを大きくするレギュレーションは正しい」
――今年はダウンフォースを少し大きくするレギュレーションになったということですが、それは正しい判断ということですね?
佐藤琢磨:そうですね。去年、一昨年とダウンフォースとり過ぎちゃって酷かったものね。ニュー・タイヤだったら何とか2ワイドで行けたけど、15周ぐらいしちゃったらもう無理だったもんね。シングル・レーンになっちゃってた。今日もその傾向がありましたね。それは暑かったからだと思うけど。気温が高いと特に上のレーンはすごく滑っちゃって。カナーンは真ん中のレーンで抜いてたけど、ちょっと僕にはまだ無理でしたね。トラフィックの中での動きも、去年に比べれば良い。やっぱりインディーですごく勉強したことがここに反映されてるってことだと思う。去年よりは良いんですけど、ちょっと前の方のグループのスピードは僕らにはまだないですね。だから先ずは予選。予選トリムで軽いダウンフォースでのマシンの動きというものをちょっと見てみて、それで夕方のプラクティスに向けてマシンをまとめ上げたいって考えています。

――夕方のがファイナル・プラクティスです。そこがレースに向けては非常に大切ですね?
佐藤琢磨:はい。でも、まだ時間的には早いんですよね。レース・スタートが7時50分で、プラクティスは7時15分までだから。7時だとまだ太陽が普通に出てる時間帯でしょ。今よりちょっと涼しいぐらいにしかならないと思う。クルマはそこまでに大分進化するはず。今のプラクティスでは良い部分と悪い部分が色々出ていたから、予選、そして決勝に向けて何とかマシンをまとめたいですね。
以上

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