2013年6月3日月曜日

導入されずに来ているエアロキット、2015年に本当に導入されるのか?

記者会見するデリック・ウォーカー Photo:INDYCAR(Chris Owens)
2021年までの長期ビジョンを発表
エアロキットについては今日から2週間以内に提案

 デトロイトでの第6、第7戦のダブルヘッダー開催期間中に、インディーカーは2021年までのビジョンとプランを発表した。
 先週のインディー500終了と同時にエド・カーペンター・レーシングのジェネラル・マネジャー職を辞し、インディーカーのオペレーション&コンペティション担当社長に就任したデリック・ウォーカーが、「エアロキットは2015年からの導入を予定」という計画を発表した。
 ビッグチームでマネジャー職を務めて数々の優勝を飾り、自動車メーカーのインディーカー・チームを取り仕切る役目をこなし、零細チームのオーナーしてエントラントとしての苦労も味わい、それらを深く理解しているウォーカーは、「長期的なビジョンを持ち、長期に渡るプランを作成することはインディーカーにとって大切だが、それは参戦チームにとっても極めて重要だ」と強調した。
「チームが開発を行えるエリアを作るべき」、「現在は2メーカーだが、エンジン・メーカーは3社以上が必要。その発掘がインディーカーの達成すべき仕事のナンバー・ワン」など、彼がインディーカーをどこへ導いて行きたいのか、多くを語った。
 ウォーカーは、「参戦自動車メーカー2社ともミーティングを行い、今日発表した長期的プランに賛同をもらっている」と話したが、そのミーティングが行われたのは昨日で、プランの詳細、エアロ・キット・ルールの概略などは今日から2週間ほどの間に提案する……ということなので、まだメーカー側としては立場、態度を決めかねているというのが現状だ。

*この件、詳報、解説を後日行う予定です。


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