2011年5月21日土曜日

2011 INDYCAR インサイド情報&ニュース R5 インディ500 ボーグウォーナー・ルイス・シュウィッツァー賞をホンダのリフューエリング・セイフティ・インターロック・システムが受賞  

ボーグウォーナー・ルイス・シュウィッツァー賞を受賞したのはホンダの
リフューエリング・セイフティ・インターロック・システム。
盾を持っているのがHPDテクニカル・ディレクターのロジャー・グリフィス。
右側が同システムの開発をリードしたジム・グッドロー。
Photo by Masahiko Amano/Amano e Associati



 2004年のHI4R-Aエンジンに続くホンダ2度目の受賞

インディ500に登場した画期的技術に対して贈られるボーグウォーナー・ルイス・シュウィッツァー賞に、ホンダのリフューエリング・セイフティ・インターロック・システムが今年は選ばれた。
2年をかけてホンダ・パフォーマンス・デベロプメント(HPD)が開発してきたシステムは、今シーズンから出場全車に装着が義務づけられている。火災の予防、あるいはクルーの安全を守るため、給油ノズルがマシンと繋がっている状態でインディカーの発進を不可能にする仕組みだ。同システムを開発したHPDのエンジニアたち、ジョン・グッドロー、ロジャー・グリフィス、マルセロ・マルティネリ、ロバート・ベルの4人に同賞は贈られた。今日の会見には4人のうちの2人、グッドローとグリフィスが出席し、10,000ドルの小切手と記念の盾が贈られた。ホンダは2004年にHI4R-Aエンジンで同賞を受賞しており、今回が2回目となった。
「歴史ある賞を頂けることを光栄に感じます。こうした賞をボーグウォーナー、そしてルイス・シュウィッツァーが続けて来てくれていることにも深く感謝します。レースをより安全なものにするのは我々の使命です。活躍の場を与えてもらっているインディカー・シリーズに何かをお返しできたとしたら、それは栄誉あることだと思います」とHPDのテクニカル・ディレクターであるグリフィスは語った。
この賞がスタートしたのは1967年。最初の受賞技術はアンディ・グラナテッリが登場させたタービンカー(アメリカではターバインカーと発音)。その他の受賞者リストにはダン・ガーニー、コリン・チャプマン、ブルース・マクラーレン、スモーキー・ユニック、AJ・フォイト、パーネリ・ジョーンズ、ジム・ホール、ジョン・バーナードなど大御所がズラリ。彼らは独創的なオリジナルマシンやエンジンによって同賞を贈られている。
ドライバーの安全を守る技術では、アクシデント時に首や頭部が受ける衝撃を受け止めるハンス・デバイス、オーバル・コースの衝撃を吸収するSAFERウォール、ドライバーのイヤホン内部にマウントされて頭部の受けた衝撃などを記録・送信するデルファイのシステムなどが過去に受賞をしてきている。

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